2002年6月7日
【ワールドカップとナショナリズム】
巷ではサッカーワールドカップの真っ盛りで、6月4日には日本対ベルギー戦が行われた。
サッカーのワールドカップが盛り上がるのは、やはり国別対抗だからではないだろうか?クラブチーム対抗ではこれほど世界中が熱くはならないだろう。
前回のフランス大会の時、日本のサーポーター達が、日の丸を顔にペインティングし、日の丸を振り、「ニッポン、ニッポン」と連呼する様子を朝日新聞は社説で「偏狭なナショナリズム」と評した。それに対する産経新聞の社説は「朝日はそれほど国家がお嫌いか?」であった。
GHQの占領政策の本質は『自分の国を自分で守ることを認めない憲法と自虐歴史観を与える事により、日本人から「愛国心」と「ナショナリズム」という精神的な牙を抜き、二度と有色人種の国が白人の国に伍すことが無い様に大和魂を解体する事にあった』と言われている。
我国の公教育とマスメディアは未だにこのGHQのプロパガンダの呪縛から解かれていないが、日本対ベルギー戦を観ると日本人の愛国心もナショナリズムもまだまだ捨てたものではない。それは、昨年からの貿易センタービルへの自爆テロ、北朝鮮の不審船事件、中国瀋陽での日本総領事館事件など「国家とその安全保障」を考えさせられる事件が相次いだ事も無関係ではないだろう。
それにしても、冬季五輪の時にも感じたが、審判は白人には甘く、有色人種には厳しい。稲本選手の3点目は攻守が逆であればゴールと判定されていたのではないだろうか?