土地も資源もない日本が国際競争社会で勝負できるものは頭脳と人材しかない。徒競走を手をつないでゴールさせる教育で国際競争に伍して行ける人間を育成できるでのだろうか?
◆学校選択の自由化を進める。
公立学校の衰亡の原因はやりたい事ではなく、住んでいる所で行く学校が決まってしまう学区制度に端を発している。野球をやりたい者が野球の強い学校を、勉強したい者が学業に優れた学校を、自由に選択できる事が機会の平等である。
「平等を強調すればする程、不平等な社会ができる」というの言葉があるが、公立学校の格差を無くすために学区制度を導入した結果、「子弟を塾や私立に通わせられるか否か」の親の経済力の差が大きくなっている。
◆習熟度別のクラス分けを進める。
複数の人間に何かを教える場合、どうしてもある程度同じ能力の人間を集める必要がありこれは差別ではない。スイミングスクールでも泳力でクラス分けをしなければ練習にならない。今の公教育は、プロ野球の選手と草野球の選手を一緒に練習させているようなもので双方にとって練習にならず、授業が成り立たないのである。
追記:戦後教育が「自由と権利の裏には義務と責任がある事」と「努力に応じて結果に差がある方が公平である事」を教えて来なかったから、日本人は大人も子供も自分の思い通りにならないとすぐキレてしまうのである。
2)ゆとりの教育はやめる。