2017年1月8日

 昨年は英国がEUを離脱し、米国ではトランプ大統領が誕生し、「もう他国の面倒は見れません。」という自国第一主義が顕著になった年でした。米国民が「日本や韓国のために何故、米国の若者が血を流さなければならないのか?」と考える事に日本人は反論出来ません。

 賢明な日本国民はメディア報道に惑わされる事なく、昨年の参議院選挙で改憲勢力に2/3の議席を与えました。今年こそは憲法9条の第2項「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」を削除して、自国を自らの手で守る普通の国にしたいものです。

 中世の政治家・思想家マキャベリは『個人の間では、法律や協定が、信義や約束を守るのに役立つ。しかし、権力者の間で信義や約束が守られるのは、力によってのみである。』と述べています。
 また『次の2つのことは絶対に軽視してはならない。第一は、忍耐と寛容をもってすれば、人間の敵意といえども溶解できるなどと、思ってはならない。第二は、報酬と援助を与えれば、敵対関係すらも好転させうると、思ってはならない。』とも述べています。

 2015年12月の日韓合意に基づき、日本は韓国の元慰安婦財団に10億円拠出したにも拘わらず、韓国政府はソウルの日本大使館前の慰安婦像を撤去しないばかりか、釜山の日本総領事館前の新たな慰安婦像の設置を容認しています。
 2016年12月の日ロ首脳会談では北方領土問題に何の進展もないまま、ロシアに3000億円の経済協力する事を約束させられています。

 自国を自らの手で守っていない我国は自国民の医療・福祉の財源が乏しい中、他国にお金を配る外交しか出来ないのです。

2017年を迎えて」