2017年12月31日
2017年ほど、政治家個々の節操のなさ度と自分ファースト度が明らかになった年はなかった様に思う。ハマコー(故浜田幸一)さんが●●会の親分に「お前の様な中途半端な奴はヤクザにもなれないから政治家になれ!」と云われて政治家になったと述べていたが、確かにヤクザの世界の方が義理人情、貸し借りが守られており、政治の世界では議席とポストの為には裏切り、寝返りは日常茶飯事で、恩を仇で返す事も稀ではない。
皆、立候補した時は志があったはずだが、1度バッジを付けると節操なく自己保身に走ってのも議員を辞めると無職になる場合は止むを得ないかもしれない。私が医師と県議の二足の草鞋を履いている事に対し、「両立できるのか!」というご批判も受けるが、議員を辞めても医師で食べて行けるので志を曲げずに自分の言いたい事が言えるメリットもある。
いずれにしても、立候補した時の志を保ち続けぶれない事、初志貫徹が重要である事は言うまでもない。
私の初志は市政では「さいたま市の市庁舎は新都心周辺が望ましい」と明記された合併協定書の遵守である。旧3市の市長が署名捺印したこの合併協定書も未だに守られていないが、「知事の任期を3期、12年までとする」という上田知事自らが制定した多選自粛条例も上田知事自らによって破られてしまった。
日韓の慰安婦合意もまた反故にされている。
「嘘吐きは政治家の始まり」という点も政治家はヤクザ以下かも知れない。
県政での初志は埼玉県に国公立の医学部を設置する事である。
埼玉医大は私立なので、卒業までの6年間で3800万円かかる。
順天堂大学病院の分院を誘致しても、経済力のない家庭の医師志望の子弟が他の都道府県の国公立医学部に進学しなければならない状況は変わらない。
国政では憲法9条の改正である。北朝鮮に同胞を拉致されても何も出来ない日本の現状は娘を暴漢に襲われても自らは武器を持って戦わず、隣のオッサン(米国)に助けを求める事しか出来ない親父と同じであり、憲法9条の第2項がある限り日本は独立国家とは言えず、米国の属国である。
2018年もこれらの初心を忘れない様にしたい。